歯科業界について③

真偽のほどは定かではありませんが、2006年に80%ほどであった合格率は2010年には69%へ下がるなど、徐々に合格率は落ちています。

それでも未だ歯科医師の過剰供給は解決している訳ではなく、厚生労働省が発表している現状の歯科医師数を維持する為に必要な人数1200名に対して、2010年度の合格者数は約2400名と2倍ほどの合格者数を輩出しています。
これは全ての合格者が歯科医師になる訳ではない点を考慮してもあきらかに多く、毎年歯科医師数は増加を続けています。

これにより歯科医院は新たに開業されますが、高齢になっても歯科医師が廃業しない問題があります。
経営難に陥っての廃業ではなく、高齢になっても顧客が定着している古くからの医院などは歯科医師がそのまま治療にあたっていることなども多く見受けられます。
歯科医療行為の特性上、手先の高度な器用であったり、視力などの問題も年齢と共に低下する為と、歯科医師の過剰供給の問題解決為に定年制を設けよとの声も盛んに叫ばれています。

上記の国家試験合格者による新規開業と、既存医院の廃業数の問題から現在、歯科医院の数は増加を続け、競争も非常に激化しています。
新規の開業は地元に根ざした医院とも競争する事になりますが、営利活動を行えないなどの原因で不利な位置での経営を行う事になります。
そういった要因で経営が立ち行かず開業後3年以内に3割程度の医院が経営危機に陥るか廃業に追い込まれるなど非常に厳しい状況が続き、加えて経営的な負担軽減の為の質の低下などが危惧されています。